[レビュー] こえたま 第一話


関連:[レビュー] 月刊コミック アース・スター 2011年6月号(第三号/巻頭・表紙 中原麻衣、植田佳奈、矢作紗友里、早見沙織)


さて、「こえたま」が連載開始ということで、じっくりと画像を混ぜて感想を書いていきたいと思います。



あらすじ


冒頭から録音にブース入り、マイク前に立つ一人の女性。手には『リリィの法門』と書かれた作品の台本を持っています。


さてこれから録音だ——というところで、目覚ましの音が鳴り響きます。

ベッドから起き出しあくびをする咲本若葉。と言うことで、冒頭のシーンは夢オチということでした。或いは、未来予想図?

“友達もいるし毎日とても楽しい。でも時々感じる『物足りなさ』は何だろう”と自問する若葉も、学校で進路調査を提出するように言われて再び思い悩むようになりました。大人なんてまだ分からない、と云ったモラトリアムの中の高校生の気持ちが正にそのままと言う感じです。



友人その一、とも君。
一見ひょろっとした優男に見えるのですが、“本当の強さ”を知りたいが為に空手に打ち込んでいるクールな子です。
女子人気があるにも関わらず「興味ない」と一蹴するぐらいストイックな面も。

友人その二、世里奈ちゃん。
小説家志望。手にはメモ帳。学校はネタの宝庫だということで取材を欠かしません。
彼女はその気で、相当な自信家なのでしょう。











将来を考えている二人に引け目を感じてしまう若葉は、翌日になっても進路調査票を提出することが出来ませんでした。もちろん、担任の先生は「他人事と考えない様に」と釘を差すので、余計に頭を悩ませることになります。そんな若葉を見かねたのともは、遊園地へと誘います。が、画像の通り世里奈も同行することに。



三人一緒の遊園地を楽しむのですが、「子供のころと変わらない」と感想を漏らす若葉に、世里奈は「いつかは大人になるんだよね」と痛烈な一言。「いつか若葉にだって本当にやりたいことが見つかるよ」と声を掛けてくれるものの、若葉自身の不安は拭いきれません。あまりに考えすぎた所為で、二人とはぐれてしまい迷子となってしまいます。

近くに居た女の子が突然泣き喚いて、困惑する若葉。手が付けられ余りに、誰かが何とかしてくれると考えが過ぎってしまうのですが、担任と世里奈の言葉に意を決して、女の子が手に持っていた絵本を読み聞かせることにしました。

しかし努力も虚しく、泣き止んではくれない女の子。次第に不安になる若葉の肩に手を置いたのは、とてもキレイで優しい声の持ち主でした。その人は読み聞かせのアドバイスを囁き、若葉はそれに従って読み進めーー終わった時には女の子に笑顔が戻り、周囲のギャラリーからも拍手が起こりました。「ありがとう」と言われ、思わず涙を流す若葉。さっきまで一緒に居た人に礼をしようと思ったら、その姿は既にありませんでした。

彼女はマネージャーと思しき女性に透子(とうこ)さんと呼ばれていました。若葉のことを“面白い子”と称してーー

駅まで戻ると「声優事務所エイル 研修生を募集」という広告に、さっき見た顔と同じものが。『次世代の穂坂透子はキミだ!』彼女が声優であることを認知した双葉は、決心をすることに。

翌日、進路調査票を提出することになりましたが、担任には「ふざけるな」と叱られました。ですが、飽くまでも冷静に「ふざけてなんかいません。難しいのはわかっています。だけど、本当にやりたいことが見つかったんです」と力強い意志を表明しました。



voice 01 「ガールズ ビー アンビシャス」END

コメント

このブログの人気の投稿

[アニメ感想] あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない (ネタバレ注意)

零崎一賊の人間コロシアム・トレーディングカードホルダー