[アニメ感想] おとめ妖怪ざくろ

放送終わって何箇月だよ!ってタイミングなのですが。

【公式サイト】

http://www.otome-zakuro.jp/

【ストーリー】

 人間と妖怪が同じ街に住む世界。しかし親昵としているとは言い難く、妖怪への悪いイメージが拭えない人間からは、半信半疑の目を向けている。妖怪側は人間と手を取り合おうと努力するが、なかなか差別からは報われていなかった。
 そんな折、軍から妖怪に関する事件の解決を速やかにすべく、人間と妖怪で手を組むことを提案。「妖人省」が設立されることとなった。派遣されてきた3人の軍人と、それらの付き人としてコンビ(orトリオ)を組む4人の半妖たちのお話。

 一方、半妖でヒロインのざくろには、出生の謎が隠されていて——

【見終わって】

 原作は未読だが、アニメ単独としての評価は高い。と言うのも、昨今のアニメ濫造の時代に於いて、実に手堅い印象を受けた作品だったからだ。三組それぞれの恋愛模様がこの作品の要諦だったと推察しているが、消化不良も無くて綺麗に纏めたと思う。最終回で妖人省解体を臭わせておきながら、存続させることが出来ましたと笑いオチで〆たのも良し。

【エピソード】

 空白期間が空いてしまったので「これ!」という話が思いつきませんでしたとさ。

【キャラ評】

 中原麻衣の主役は久しかったが、今でも第一線に張れると確信。主役のヘタレ男に櫻井孝宏、その脇を固めるのはイケメン利劔様に・日野聡&内向的少女に花澤香菜。ショタ枠こと丸竜に梶裕貴(聴いたのはミラトレ以来かも)&不思議系双子に堀江由衣と豊崎愛生。今どきの顔ぶれと言っちゃうとまあ、そうなんですけど。

 で、一番のお気に入りキャラは芳野葛利劔。格好いい役柄の男性は、同性から見てもポイントが高いね。男性キャラにむかつくことのないアニメこそが、人気の秘訣なんじゃないかと思うのでした。
 あと、櫛松。CV小宮和枝さんの、凛とした声質が楽しめたのは大きかった。もっとも、ニコニコの皆さんは外見とのギャップにきゃっきゃしてたみたいだけど(それはそれであり)。

【曲】

 OPはスフィアの「MOON SIGNAL」。またスフィアなのね、と最初は低く見ていたけど、蓋を開けてみるとノリノリなトランス系の曲で、聞き込むほど味わい深い。録画したもののOPは大抵飛ばすけど、ざくろに関しては毎回聴きたくて飛ばさなかったぐらいには評価している。

 EDは各組で一曲ずつ、デュエットないし語り参加の形で作られて、話の内容に合わせて曲が変わる手法を取られた。どの曲もキャラソンの割には完成度が高い。3曲を纏めてCDで発売されたが、友人が買い求めるのに付き添った時に大手ショップでは見つからず、何軒も歩き回った。それほど人気だったのだろうか。
 ざくろ&総角「初戀は柘榴色」はストレートな曲。総角はデュエットではなく、語りで参加している。実際の放送では控えめだけど、その真価はCDのフルバージョンにて発揮されているので、ぜひ買って聴いてほしい。
 薄蛍&利劔「二人静」は、これぞデュエットと云った感じ。薄蛍の名前が先に来ているけど、リードボーカルは利劔なので、三曲を並べた時にも埋もれていない。三曲のまとまりを平坦に感じさせない為のバランサーも兼ねているだろう。
 雪洞&鬼灯&丸竜「純情マスカレイド」は双子の性格を著すかのようなアップテンポ・チューン。前二人は歌に定評がある上でリードボーカル、丸竜はコーラスがメインとなる構成は「二人静」とは対なっている。因みに僕は、3曲の中では一番好み。でも1人で歌おうとしたら辛かった。

【総評価】

★★★★★
2期やってほしいな!という期待を込めて。

【関連商品】


曲のクオリティが高いのであまり高いとは思いませんぜ!

コメント

このブログの人気の投稿

[アニメ感想] あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない (ネタバレ注意)

零崎一賊の人間コロシアム・トレーディングカードホルダー