[アニメ感想] 魔法少女まどか☆マギカ (ネタバレ注意)
【公式サイト】
http://www.madoka-magica.com/【ストーリー】
普通の女子中学生・まどかの前に突然現れた白いぬいぐるみ。「僕と契約して魔法少女になってよ!」と迫るキュウベえとの邂逅を切っ掛けに、魔法少女と魔女の秘密に関わることとなった。まどかのおっかけが趣味なミステリアス少女・ほむら。無惨な最期を迎えた先輩魔法少女・マミ。幼なじみを助けたら自壊してしまった少女・さやか。喧嘩っ早いと思いきや実は優しい少女・杏子。
彼女らの意志は何処に往くのか。彼女らと契約を推し進めるキュウべえの狙いとは何なのか。全ては誰の掌の上で踊らされているのか。魔法少女とは、一体何なのか——
【見終わって】
「毎週楽しめたもんが勝ち」
ご存じのとおり、魔法少女のマスコットキャラクターとして認知される筈だったキュウべえがあまりにも非人道的な振る舞いをするばっかりに、憎悪の対象として持て囃される始末。たかが一キャラをピックアップして、面白おかしくとりあげていたのは不快にすら思っていました。実際問題、インキュベーターは感情を持ち得ない性質の持ち主なのですから、残虐非道と思しき言動も彼らなりのきちんとした論理の上で語りかけていた訳です。聞き手がたまたま、第二次成長期を迎える頃合いの少女だっただけのこと(そこに生まれやすい葛藤を餌にしているから、故意に不安に貶めているのも事実ですが)。みんな少女が好きだからって、キュウべえの言い分に耳を貸さないのはよくないですし、ましてや八つ裂きを所望するなど以ての外だと思いました。
ネタとして持ち上げられ方の度合いが酷すぎたあまり、放送で確認した時の楽しみが半減したシーンは幾つかありました。
頻りに耳にしたもののひとつに、三話でマミさんが頸部から上を噛り付かれるシーンも挙げられます。一体どんな演出が施されているのかと、期待で胸を高鳴らせて見ましたが、ちっともグロテスクではありません。ファンシーな魔女に食べられただけのことをやれ「この映像はショッキングだから見ない方が良い」と言い触らしたり、このシーンを取り上げた二次創作が盛んになったり……。
やはりと言いますか、注目作は新鮮なうちに確認しつつ、乗り遅れない努力を惜しまないようにしなければならないんだと痛感しました。
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