[アニメ感想] IS 〈インフィニット・ストラトス〉

【公式サイト】

http://www.tbs.co.jp/anime/is/

【ストーリー】

 女性にしか扱えないパワードスーツ・IS(インフィニット・ストラトス)が、日本の技術者の手によって開発されたことで、世の中は女性優位に傾くなど大きな変化を遂げる。時代にあわせて、ISの操縦者を養成する目的として開校されたIS学園には、年々数多の女子が入学を志していた。
 そんな女性だけで組織されていた筈の学園に、ある事件を境にIS操縦の適合者として選ばれた一人の男が入学する。男ひとり、クラスメイトはみんな女の子。ハーレム学園生活のはじまりはじまり。

【見終わって】

 この作品も「女の子たちがかわいい。それだけでいい」という精神で視聴を継続できないと、はっきり言って辛い。つんつんして立ち開かるヒロインを登場させるばかりでやたらめったら加えすぎ。ダブル幼なじみだけでも充分なのに、その二人は後出しのヒロインにどんどん喰われている。美味しいところは全部ボクっ娘ことシャルル・デュノアに持ってかれています。キャラクターの性格がころころ変わりすぎて辟易しっぱなし。

 話の展開が奈何せん端折りすぎていて納得がいかないし、鼻につくものが多い。「寝ている間にこういう夢を見ちゃいました。だから折斑くんが大好きになりました(・ω<)☆」「なんかよく分からない人(アニメ視聴者にはその存在が意味不明なままの登場で、配役の意図が微塵も伝わってこない)に力が欲しいですか?Y/Nと囁かれたので強くなっちゃいました」とか、もう少しどうにかならなかったの?としか。

 そんでもって、最後の千冬さんと束さんの会話。ここまでの展開全ては束さんが誂えたんですよ、という黒幕っぷり。超天才は人智を越える力で何もかも思い通りにさせられるのです(笑)という設定は、ちょっと萎えた。ISとはあくまでハーレム学園ラブコメであって、世界を救うために敵と立ち向かうバトルアニメでは無いことを明確にしているようだ。

【エピソード】

 語りたいエピソードがとくに思い付かず。もう少しキャラの焦点を絞ってくれたら良かったのに。

【キャラ評】

頭の固い幼なじみ。一話から出てるのに、活躍の出番が与えられたのは最終話近く。
ロリ担当かつ幼なじみ2。もっと噛んできていいのよ、と擁護したくなるほど空気。
セシリア
高飛車お嬢様はお調子者ポジション。ゆかなは隠しきれないエロさがぷんぷんさせてくるから居間で見るのを躊躇われる。
シャルロット
刺客。男子として送り込まれた筈が実は女の子でした。あざとい。花澤さんに魅了された人間は一体幾ら程だろうか。
ラウラ
教官大好きっ娘がいつのまにか弟に目を向けていた。冷徹なクーデレ担当かと思ったら性格がぶっ壊れた。なんと言っていいのか分からない。

 これだけヒロインがいるのに、主人公は誰一人にも靡かない。靡かないからこそ、アプローチし続ける彼女らが居るわけだから、そこがウケるのは重々承知している。しかしあれはなんなんだ。当の本人は姉ちゃん大好きなシスコンっぷりを遺憾なく発揮しているし、もはや絶句するしかない。

【曲】

 すーぱすーぱしー、盛り上がりのある良い曲ですね。

【総評価】

 ★★★
 セールスは好調みたいなので、二期も夢じゃないみたいですね。

【備考】

 箒役・日笠陽子さんと鈴役・下田麻美さんがパーソナリティをつとめるラジオISが、超A&G+にて隔週配信しています。3月一杯で放送が終了すると告知された第7回目でしたが、実はドッキリでした!ということで、5月一杯まで延長することになりました。
 こちらのラジオは30分が短いと感じさせるぐらい面白さが凝縮された番組なので、二人のファンの方にはオススメします。

 アーカイブ配信先:http://lantis-net.com/is/

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